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ツイブロ

求人広告のライターが、ブラック労働や就活、人材業界周辺のことなど、日常のあれこれをツイーっと書き込んでいるブログです。心に残るヘリクツをお届けします。

SNSは、免許制にすればいい。

考え方 考え方-生活

「厳しすぎる社会」は「だれも責任をとらない社会」

http://d.hatena.ne.jp/Yashio/20130830/1377868594

 を読んですこし思った。

 

もうウンザリするほど出まわっている、"バイト先の冷蔵庫に入った"関連のニュース。
僕が違和感を感じていたのは、「拡散した人たちの責任」について言及する発言が
少なかったことだけれど、ここではこんな風に書かれていた。

 

 そんな社会で実現される責任は、本来個人が負うべき責任の範囲に対して過剰に小さいか、過剰に大きいかの両極端に振れてしまい、適切な責任のとり方が難しくなる。なにもなかったことにするか、全部そいつのせいにするか、どっちかしかない。

 

❝適切な責任のとり方❞が見つからないので、いまのところバイト君に
かなりの割合の責任が転嫁されてしまっているように思う。

本当に、見ず知らずの人のツイートを無責任に拡散した人たちに、罪はないのだろうか。
拡散がなければ、企業が評判を落とすことはなかった。
閉店する店舗もなかった。単にバイト君が店長に叱られて、
あるいは職場をクビになって話はおさまったはずだ。

 

「拡散」という工程が間に入ったことで、
社会的なコストがとてつもなく膨らんでしまった。

その拡大した被害の一部、あるいはすべてを、
バイト君が背負うことは妥当なのだろうか。
一部の人たちは、
「彼はよく考えもせず、とんでもないことをやらかした。一生背負って生きるのは当然」とか
「ネットで情報を発信するのは、世界に大声で叫んでるのと同じ」とか言う。
そうだろうか。バイト君がやったことは単なる「おふざけ」だろう。
世界に大声で叫んでも、一人の声が届く範囲なんてたかがしれてる。
一介の学生のツイートに、影響力なんて、本来ない。
火種をつくったのはバイト君かもしれないが、被害をいたずらに拡大させた犯人は、
面白がって拡散させたその他大勢やマスコミだと思う。

 

店が閉店した原因はきっと、バイト君が冷蔵庫に入ったからではない。
冷蔵庫に入った写真が拡散されてしまったからだ。
世間に問題と認識されてしまったから、問題になった。
哲学の問答みたいなことが現実に起きている。

 

バイト君は顔写真も、どこの誰であるかということも、ネットで晒されてしまった。
自己責任だとか、運がなかっただとかと言うには、あまりにも悲惨な結末だと思う。
ただの「おふざけ」1回で、未成年の子が殺人者のように
扱われているいまの状況は、とても息苦しい。

 

もういっそのこと、SNSは免許制にしたらどうか。
車と同じで使いこなせれば便利だけど、
間違った使い方をすれば、簡単にひとりの人間を社会的に殺せてしまうのだから。

これから先、SNSが社会の❝インフラ❞になるのだとすれば、
投稿する側にも、拡散する側にも、交通ルールが必要なのだと思う。