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ツイブロ

求人広告のライターが、ブラック労働や就活、人材業界周辺のことなど、日常のあれこれをツイーっと書き込んでいるブログです。心に残るヘリクツをお届けします。

派遣社員と正社員の能力差。

考え方 考え方-仕事

これを読んだ。

実話かどうか知らないけど、残念な話だなと思った。
おそらく彼女は誤解している。

でも結局は都合良く使われているだけで、みんな私がいないと困ると言ってくれてるのも今だけで、こんなこと頼めるのあなたしかいないって言うのも気持ちよく派遣社員と働くための常套句であって、甘い言葉に浮かれていた私はまるで不倫している人みたいだと思ったら虚しすぎて食事が喉を通らなくなった。

 
周りの人が彼女を大切に思っているのは、常套句でもなんでもなく、シンプルに本音だと思う。彼女がいなければ、業務量的にまわせない実情があるだろうから。「あなたしかいない」。これも本心だと思う。彼女が受け持つぶんの仕事をカバーできる人員は、他にいないのだろう。みんな彼女がいてくれて助かると思っている。でなければ、とっくに派遣元に送り返されているだろう。派遣ってそういうものだから。

こういう状況に対して都合よく使われていると感じてしまうのは、あまりに生き辛い。彼女のような悩みは正社員にだってある。この仕事は自分にしかできないと本気で思える人なんて、世の中に何人いるだろうか。売れに売れている営業マンだって、同じようなことはきっと思ってる。たとえば、上司が感謝の言葉を伝えても、それは「いま売れているから」であって、無条件でその営業マンを承認しているわけじゃない。売れなくなれば感謝の言葉は叱責に変わる。

ようは、彼女はいま必要とされている。彼女がその職場にいることで、まわりのメンバーが助かっている。その事実を素直に受け入れて、ひとまずいまは楽しく働けば良いと思う。いずれ会社を去るつもりだから、その場にいる人たちとは仲良くしたくないよ、っていうスタンスは悲しい。

誰だって、同じ働くなら社員のほうが得なのは分かってる。だから社員になれたらいいのに、と言ってくれる。これも本音だ。心からの。社員昇格が決まれば彼女も得だし、職場のみんなも彼女のサポートをずっと受けられる。だから会社の事情で社員になれなくて、それを理由に彼女が転職したとしても、裏切りだと思う人はいないと思う。むしろ彼女を引き留められない社内体制を残念に感じるのだろう。

大きな会社って色々めんどくさい!もう知らない!って辞めさせてよ。
コンプライアンスなんか無視してはっきり差別化していいよ。
どうせ辞めなきゃならないなら優しくしないでいいよ。
使い捨ての駒としてぞんざいに扱われるくらいでよかったんだ。
それでも、私は馬鹿だから、あの会社の役に立ちたくて、少しでも関わりのある業界を目指して転職活動を始めた。
いつか恩返しができるように、そして逃がした魚は大きかったと思ってもらえるように、頑張るしかないんだ。


仮に、彼女が転職して正社員になれたとして、
派遣さんをぞんざいに扱う正社員になるとは思えない。

彼女は正社員並みに優秀かもしれないが、素直じゃないなと思う。
派遣社員と正社員の差は、業務スキルではなく、
案外、そういったメンタルな部分にあるのかもしれない。