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ツイブロ

求人広告のライターが、ブラック労働や就活、人材業界周辺のことなど、日常のあれこれをツイーっと書き込んでいるブログです。心に残るヘリクツをお届けします。

レールに乗れなかった人の話は、一切出てこない件。

考え方 考え方-仕事


死んだように生きる - はてな匿名ダイアリー

 

最初の3年議論が白熱している。

どの考えも間違いじゃない気がした。

ただ、偶然かもしれないけど、最初の3年について書いている人たちはみんな、一度はレールに乗った経験がある人のように見える。一方、僕が考えたのは、そもそもレールに乗れなかった人たちのことだ。

僕は新卒として就職活動をしていない。アルバイトで業界に潜り込んで、何とか食いつないでここまで来た。だからこそ力強く主張できる。レールに乗れなかった人間こそ、最初の3年は死ぬほど大切だ。それこそ仕事人生の大半が決まってしまうほどに。

なぜなら、レールに乗った人はこれから自分が進むべき方向について、ヒントを得られる。立派な推進力も得られる。活躍の場が用意されているのである。うまくは言えないが、「ほら、あそこに見えるでしょ。あれがゴールです」と、走る目標を教えてもらうことができる。走り方も指導してもらえる。抜群に努力しやすいのである。

レールを外れてもそこそこ食えているのは、進んでいく方向自体は理解しているし、およその正しい道筋も、頭にちゃーんと入っているからだろう。

ところがどっこい。レールに乗れなかった人間は、まず、努力できる環境を手にするために努力する必要がある。山の麓までバスで行くか、山の麓まで徒歩で行くかくらい難易度は違う。そこに気が付かず、見当違いの努力を重ねてぶっ壊れてしまう人を、僕は大勢見た。

大企業にいる人は夢にも思わないだろうが、努力するだけ無駄な環境というのが、この世にはある。より正確に言うと、まともな努力をさせてもらえない環境がある、という感じか(僕の場合、朝から晩までコピー取りとデータの配達、校正しかさせてもらえない会社があった)。

ライターやデザイナーを志していた仲間で、いまも業界に残ってまともに働けている人はたった数名だ。夢破れた結果、少々悲惨な人生を歩み始めている人間もいる。レールのない環境で、がむしゃらに走り続けてぶっ壊れた結果だ。

努力が足りなかった人間はゼロとは言わないが、ほとんどの人間は頑張っていたと思う。でもダメだった。レールがないから、そもそも最初の一歩を踏み出す方向を間違える人がとても多かった。

レールに乗れなかった僕にとっては、最初の3年以前に、最初の一歩をどこに着地させるかが仕事人生を左右する一大事だった。僕の場合は、その最初の一歩を周りにいた色んな大人が支えてくれた。一人で決めていたら、たぶん失敗していたと思う。

驚くべきことに、当時、アドバイスを受けて内定を蹴った会社は、現在ことごとく倒産している。大人のアドバイスは結構正しい。

最初の3年が過ぎてから、もう何年も経つ。

この記事も、いちおう大人のアドバイスになっているはず、だと思う。