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ツイブロ

求人広告のライターが、ブラック労働や就活、人材業界周辺のことなど、日常のあれこれをツイーっと書き込んでいるブログです。心に残るヘリクツをお届けします。

ヨドバシカメラの人事担当者の話は、ブログに書くまでは美談だったかもしれない。

考え方 考え方-人材

好意的な意見が多いみたいだけど、僕は全然納得いかない。

人事担当者は、結局、学生の問いかけに対して正直に答えてないと思うから。

「販売はアルバイトの延長のような仕事。ずっと続けていく気にならないし、自分に向かない」

 
に対する答えがないのだ。

これってヨドバシカメラの販売の仕事は、正社員として時間をかけて取り組む価値がない仕事だと言われているのだけど、人事担当者はなんで反論しないのか。

「アルバイトの延長じゃないよ。実際には○○で、○○で、○○で、、、」と具体的に、社員として販売職につくやりがいを語ることはできたはずなのに…。

その後の公務員の話やゲームの話は、悪い大人が本質を隠すために、学生を煙に巻いているようにしか見えない(自己啓発本っぽいと思ってしまった)。

新卒の子に甘さが見え隠れするのは百も承知だ。人事の人の主張が間違いだとは思わない。ただ、あの場面でその返しはねーだろと僕は思ったのだ。

そんないい加減な気持ちで公務員になれると思う?みたいな話をクネクネとする時間があったら、自社の仕事を熱量をもって力強く肯定することこそが、正当なマネジメントだと思うし、あるべき人事担当の姿だと僕は思う。それに実際、会社説明会ではもっと耳触りの良い話をしてたんでしょ、とも。

百貨店ですら新卒採用に苦戦する時代だ。同じ小売のヨドバシとしては、説明会や面接では、販売員だけで終わらないキャリアプランももちろん提示したはずだ。会社説明会でデキる大学生たちを前に「君たちは入社したら一生販売員です。でも楽しさにたどり着くまで頑張りぬけば、とても楽しい仕事です」なーんてことは、当然言ってないだろう。あの手この手で、素晴らしいビジョンを提示したはずである。果たして、泥臭い日々の販売の話をどこまで学生に伝えていただろうか…。

確かに、辞めた新卒の子の考えは甘すぎる。ほんと、甘い。でも一方で企業側は、ミスマッチした採用をしたせいで、一人の学生の新卒切符を奪ってしまった。しかも何を思ったかブログのネタにまでしてしまった。本当にその学生個人のためにやったことであれば、ブログに書く必要なんてないのに、なぜ書いたのか。「我ながら、ええこと言うたやないか」「この話ウケるで絶対」と思ったからではないのか。本当のところは分からないが、たとえ匿名であっても書かない方が良いことは確かだろう。当人が見たら良い気はしないと思う。僕ならすごく腹が立つ。

近頃では、件の人事ブログや何やらを、外部の企業にアウトソースする企業もあるらしい。最初はそんなアホなと思ったけれど、今回のような話を聞くと、まぁそれも無難な選択なのかなと合点がいってしまった。