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ツイブロ

求人広告のライターが、ブラック労働や就活、人材業界周辺のことなど、日常のあれこれをツイーっと書き込んでいるブログです。心に残るヘリクツをお届けします。

大手企業に就職するために、留年しようと思っている学生さんへの、8つの質問。

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不本意な内定より留年…「卒業せず」10万人超 (読売新聞) - Yahoo!ニュース


中小零細に行くのを止めて大企業に就職できるまで就職活動頑張る件


この辺りの記事、読みました。就活のために留年する人が増えているみたいですね。留年する人が増えた分、企業の採用枠が増えるわけではないので、現役学生さんにとっては良い迷惑だなぁと思いつつも、大手企業の安定感が捨てがたい気持ちもよく分かります。

 

そこで、新卒採用まわりに関わる人間の一人として、就職のために留年するなら、最低限これくらい考えておいた方が良いぞ、と思うことをまとめてみました。何かの足しになれば幸いです。

 

1.そもそも大手企業を狙える学歴はある?

高望みしてませんか、ということです。学歴が水準以下だと、企業によっては、そもそもエントリーをさせてもらえなかったり、エントリー後に機械的に大学名で足切りされてしまうこともあります。浪人した1年間で、よほど革命的な何らかの成果を上げなければ、企業からは見向きもされないことでしょう。自分がどのステージ(エントリー?グループ面接?個別面談?...etc)で躓いているかを認識しておくことは、とても大切です。

 

2.来年度まで、いまの景気は維持されそう?

景気が落ち込むと、ものの見事に採用枠が減ります。超大手なら、それでも一定数は採用しますが、そこそこの大手だったら採用数が激減してしまうかもしれません。結果的に、優秀な学生が飽和して前年以上に厳しい戦いになってしまうでしょう。最悪、昨年度に妥協していれば入れたレベルの中小企業にすら入れない事態が発生するかもしれません。そんなリスクがあることも理解した上で、留年を検討した方が良いです。

 

3.あなたの思う「大手企業」って何?

これもハッキリさせときましょう。東証一部上場だったらOK?従業員1000名以上?色々条件はあると思うけど、あまり絞り込みすぎると危険だと思います。1回きりのコンティニューなのだから、最悪この辺りという落としどころは決めておいた方が良いです。目当ての企業に落ちてパニックになってしまったら、大企業どころか、就職自体が難しくなってしまいます。新卒一括採用のビッグウェーブに乗れなかった人がどうなるかは、みなさんの方がよくご存じだと思います。人生終わりだとは言いませんし、復活のチャンスもきっとありますが、HARDモードでのスタートになることは間違いありません。留年を決めるまでに、まだやり残したことがないか、もう一度考えてみてください。

 

4.内定が取れなかった理由は理解できてる?

ここ一番の面接でテンパってしまった等、明確なエラーがあって落ちた人は、その点を改善すべく練習することができます。でも、自分が受からなかった理由が良く分かっていない人は、なんの改善もされないままもう一度就活に臨んで、やっぱりよく分からない理由で内定を逃してしまうと思います。まれに内定を10個くらいもらう人がいるのは、その人に受かりやすい何らかの要素があるからです。逆に100社受けても落ちる人にも、何らかの原因があります。※これは一概に本人の問題だけでなく、上述したように単に高望みしすぎといった理由も含まれます。

 

5.親の援助は受けられそう?

これ、意外と大事です。留年すると学費や生活費が余計にかかるので、両親の理解が得られていないなら、ぶっちゃけ難しいと思います。必死こいてアルバイトしてお金を工面しても、一年前と何も変わらないまま就活に臨めば、また同じように失敗するだけです。落ちた理由を分析して、その対策(コミュ力向上、エントリーシートの改善、一芸を身につける等々)をしなくては、受かりようがありません。独断で留年を選び、親にグチグチ言われながら1年過ごすのは精神衛生上良くないし、自信喪失にもつながります。こうなると、ますます面接に受からない体質になってしまいます。

 

6.あなたの望むものが、本当に大企業にあるの?

「そこそこ安定した給与で、雰囲気のいい会社」くらいの要求なら、マイナーレベルの大企業や上位の中小企業クラスでも、ごろごろあると思っています。中途採用の求人で話を伺ったときに、思わず「この会社ええなぁ」と思うことは、けっこう多いです。平均年収くらいで、そこそこ休めて、会社の雰囲気抜群。こんな会社はたくさんあります。大企業にこだわるなら、目的は明確にしたほうが良いです。大資本ならではの大きな仕事に関わりたいとか、その道で一流の人材を目指したいとか、少なくとも現時点でそのくらいの志がないのであれば、多大なコストを払ってまで大企業に固執する必要はないと思います。それ以前に、そんな半端な熱意では、面接もスムーズに通らないのではないでしょうか。

 

7.顔や体型が人並みだという自信はある?

僕は事あるごとに、容姿について言及している気がしますが、これは確実に就活に影響します。仕事って所詮、人対人のものがほとんどなので、特別に美男美女でなければとは言いませんが、こちらの方面が致命的な方はとても厳しいです(無理とは言いません)。仕事柄、様々な会社の社員さんの顔を何千人も(ひょっとすると何万人も)見てきましたが、一定以上の待遇を備えている会社のほうが、好印象な顔をした社員さんの率が高いと感じています。

 

8.前年の経験は活かせないかもよ?

最後はすこし余談ですが、ニュースでも散々、取り上げられているように、2016年度は就活の解禁日が3ヶ月後ろ倒しになります。これまでの採用活動が一変する可能性も秘めているので、前年の反省を踏まえての段取りが、どこまで通用するかは未知数です。会社によっては、インターンからの採用枠を大幅に増やすところもあるみたいですが、こうなると現役学生の方が有利になってしまいますよね。就活時期の変更にともない、ナビサイトの仕組みも改良されるはずです。新しい就活のフォーマットにいち早く適応する際に、前年度の経験がかえって邪魔になってしまうかもしれません。まぁ、プラスに考えるなら、乱戦になれば大金星を狙いやすいとも言えますが…。

 

と、ここまで勢いに任せてばーっと挙げてみました。人生で一回きりの新卒カードをどう使うか…。社会に出たら、これほど迷うことってもうないと思うので(というか迷ってる暇なんてなくなるので)、学生の方には、悔いのないように自分で決断して、行動して欲しいなと思います。

まぁ何はともあれ、就活生の皆様の、今後のご健闘をお祈り致します。