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ツイブロ

求人広告のライターが、ブラック労働や就活、人材業界周辺のことなど、日常のあれこれをツイーっと書き込んでいるブログです。心に残るヘリクツをお届けします。

Gunosy(グノシー)上場。でも、成長戦略に掲げる高単価広告商材とやらは、コケそうな予感。

考え方 考え方-広告

いよいよグノシーが上場しましたね。

 

“まとめサイトに毛が生えたやつ”大手のグノシー、上場ゴールの運命に抗うように主幹事野村證券が意地の買い支え : 市況かぶ全力2階建

 

gumiに続く上場ゴールだとか、

とにかく色々言われているので気になってIR資料を見ていたら、

こんなのがありまして。

http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS80384/2c50e9a8/0998/45a7/9813/014a996765ad/140120150427453190.pdf

 

f:id:halmali:20150429084808j:plain

 

ふむふむと頷きながら読んでいたのですが、

ちょっと疑問を感じてしまう部分がありました。

 

資料の中では、成長戦略が大きく4つ示されています。

 

①広告宣伝費への投資

②配信情報領域の拡大

③UIデザインのバージョンアップ

④高単価広告商材の開発

 

気になったのが④の高単価広告商材の開発。

これ、ネイティブアドの記事内に動画広告を入れられます。

という話なのですが、すごくビミョーです。

 

f:id:halmali:20150429085048j:plain

というのも、成長戦略の前段、

市場環境の展望の項目で主張しているのが、

 

⇒ユーザーのインターネット環境は、PCからスマホへシフト

⇒国内スマホの契約件数が1億件を越える見通し

⇒グノシーが主戦場とするスマホ広告は、

 年平均成長率20%超で今後も継続成長が見込まれる

⇒海外でもモバイル広告市場は急成長中

⇒グノシーの事業見通しは明るい♪

 

ってことでして、

スマホ向けの広告を扱うから将来有望ですよ、

という話をされています。

 

で、話を最初の成長戦略の④に戻しますが、

④の内容は「ネイティブアドの記事内に動画広告を入れられる」

という高単価広告商材の開発です。

 

ここで疑問を感じました。

 

そもそもグノシーっていつ見られているのかと言えば、

通勤通学の移動時間、スキマ時間が多いと思います。

そのタイミングで動画広告ってどうなんだろうなと思うわけです。

 

正確には、動画がダメというよりは、

「音」が使えないのが問題だと思っています。

 

f:id:halmali:20150429090425p:plain
http://markezine.jp/article/detail/19663

 

グラフを見ると一目瞭然ですが、

この中で、音声付きで 動画を再生できそうなシチュエーションって、

就寝前の8.9%くらいしかありません。

 

たしかにイヤホンをしながらスマホを使っている人もいますよ。

でも大半の人は消音状態でスマートフォンを利用していると思います。

 

となれば、せっかく動画が再生されても、

音声やBGMはユーザーに届かないケースが圧倒的に多いわけです。

 

音のないTVCMを想像していただけるとイメージしやすいと思いますが、

広告としての完成度や人を引き付けるパワーは、

相当ダウンしてしまうんじゃないでしょうか。

 

動きだけで惹きつけるためには、相当違和感のある絵づくりをしたり、ネコ動画みたいな強力なコンテンツを用意しなければいけません。

 

まぁグノシーはメディアなので、

表示される広告のことまで真剣に考えてない、と言いますか、

そこは広告を作る人たちが一生懸命考えれば良いんじゃない?

ってことなのかもしれませんが…。

 

ただ、僕が仮にクライアントだとして、

「グノシーの動画広告やりますか」と提案されたら、

上記の理由で微妙だと思ってしまいますね。

 

しかも『高単価』広告商材なんでしょう??

 

お値段次第ですが、動画の広告をやりたいなら

Youtubeで充分なんじゃないですかね。