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ツイブロ

求人広告のライターが、ブラック労働や就活、人材業界周辺のことなど、日常のあれこれをツイーっと書き込んでいるブログです。心に残るヘリクツをお届けします。

佐野さんは「スタッフが盗作した」というなら、そのスタッフの名前を公表すべき。

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どんどん問題が大きくなって、
擁護していた別のデザイナーさんにも飛び火してますね。

 

 

佐野氏は14日、スタッフが第三者のデザインを写して使ったことを明らかにし、謝罪した。

 

この件についてですが、すこし偏った過激な意見を書こうと思います。

 

現状、ネット上では、スタッフがやったとしても佐野さんが責任を取るべき、という意見が数多く見受けられます。たしかにサラリーマン的な意味での責任は、アートディレクターの佐野さんが取るべきだと思います。

 

でも、僕は事の本質はそこじゃないと思うんですよね。クリエイターとしてやってはならない盗作をした人物の名前が公表されず、「スタッフが」という一括りの発言でうやむやになるのは、いかがなものかと思います。

 

佐野さんには、本当にスタッフがやったというのであれば、そのスタッフの名前を公表していただきたい。佐野さんには監督者として責任があるが、大本となる盗作をやらかしたのは佐野さんじゃないわけでしょう。当然、盗作した本人にこそ一番の責任があるわけです。

 

このまま公にならなければ、盗作をしていない佐野さんだけが社会から罰を受け、盗作をした当の本人は(たとえ今回の件でクビになったとしても)業界内でうまいこと転職して、職を得るわけじゃないですか。

 

それこそ不平等というか、本来、悪いことをした人が全然糾弾されずに、叩きやすい佐野さんをみんなで袋叩きにして、さも正義が執行されたかのような気分になっていては、今回の一件が、なんの教訓にもなり得ないと思います。

 

盗作は殺人罪と比べれば、法的には軽い罪かもしれません。

かといって、テヘペロが許されるほど軽い罪でもないはずです。

 

いっそのこと、盗作した人のクリエイターは死刑だ、業界から抹殺されてしまうのだ、くらいのインパクトある結末にならなければ、この手のトレース事件はこれからも方々で起こってしまうんじゃないでしょうかね。

 



ここまで来ると、デザイナーの間では極々ありふれた手法なのではないかと疑ってしまいます。

 

コラージュされる前の元ネタは、それぞれが1つのアートやデザインとして立派に成立していたものたちです。単体で既にオシャレだったものを寄せ集め、切り貼りしているのなら、そりゃ重厚なアート作品にもなるでしょう。

 

素材を使いこなす技術と元となる素材を生み出す技術が、ごっちゃになっている気がしてなりません。

 

ファッションでも洋服をデザインする人とそれを見事に着こなす人とでは、住む世界が全然違うじゃないですか(たまに横断したりもしてますが)。デザインだと、そこが完全にいっしょくたにされている感じがするんですよね。

 

クラウドソーシングが広まり、デザインソフトの機能が向上していく中で、1を10に膨らます作業は、比較的多くの人たちにもできる仕事になりつつあります。そんななかで僕が尊敬するのは、0から1を捻り出すことができる人たちです。こればかりは、磨き抜かれたセンスや技術なくして実現はできません。

 

これからの世の中に、必要とされるデザイナーって何なんでしょうね。