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ツイブロ

求人広告のライターが、ブラック労働や就活、人材業界周辺のことなど、日常のあれこれをツイーっと書き込んでいるブログです。心に残るヘリクツをお届けします。

一度も着ていないバーバリー。

考え方 考え方-生活

今週のお題「お気に入りの一着」

 

お題とはすこしズレてしまうかもしれませんが、思い出深い一着があります。

 

バーバリーのコートです。 

トレンチコート バーバリーブラックレーベル クレストブリッジ BURBERRY Lサイズ 44274 黒 ブラック メンズ

社会人になってスグの頃に買ったものですが、ずっとクローゼットに眠っています。買ってから一度も着ていません。

 

若さゆえの過ちってやつです。

 

当時、社会人になってお給料をもらったぼくは、舞い上がって百貨店に行きました。いつもは前を素通りするだけだったバーバリーのショップに入り、ウキウキしながら試着。迷わず即決。クレジット一括払いで購入しました。

 

大きな買い物をすると晴れやかな気持ちになることを、初めて知ったのはこの時でしたね。明らかに高揚していました。バーバリーの袋を肩から下げて、帰りの電車の中ではとってもいい気分になっていたと思います。

 

もうお分かりですよね。

 

家で改めて袖を通してみると、鏡に映ったのは、コートだけが立派な貧相な男。というかガキんちょ。

 

ハッキリ言って、まったく似合ってません。着せられている感がすごい。バーバリーを着るには、当時のぼくは、あまりに若過ぎました。いろいろ着こなしを工夫してみるも、どうやっても不釣合い感が否めません。

 

ショックでした。

 

現在の収入でも高いと思うくらいの値段ですから。当時はめちゃめちゃ落ち込みましたね。でも、似合わないものはどうしようもない。迷った挙句、着ないことにしました。

 

着ないことに決めると、逆に目につくところに置いておくのが辛くなりました。それでクローゼットの奥にしまいこむことにしたのです。

 

実は、これまでに何度か着ようと試みたことはありました。

 

ただ、買った当時ほど若くないぼくでも、どうにもまだしっくりこない気がしました。自分自身の「格」とバーバリーのコートの「格」が不釣合いなんですよね。まぁ精神的な部分も大きいとは思いますが。

 

バーバリーのコートを買ったのは、ぼくの人生で最低最悪の買い物失敗経験です。と同時に、分相応が大切であることを学んだ経験でもありました。

 

ちと授業料は割高でしたが、バーバリーの一件以来、高い買い物には慎重になりました。多少は賢い消費者になれたんじゃないでしょうか。

 

これは最早、願掛けに近いですが、いつかあのコートに相応しい人間になれたとしたら、そのときようやく一端の大人になれたと言えるのではないか。そんな風に思っています。

 

一度も着ていないけれど、ぼくにとっては想い出深く、お気に入りの一着。いつか着てみたい一着。

 

最後に試してから4~5年は経ちました。

 

久しぶりに試着してみようか。

一度も着ていないバーバリーを。