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ツイブロ

求人広告のライターが、ブラック労働や就活、人材業界周辺のことなど、日常のあれこれをツイーっと書き込んでいるブログです。心に残るヘリクツをお届けします。

仕事も、お金も、子育ても、すべて何不自由ない生活をおくらせろ、と叫ぶクレーマーたち。

考え方 考え方-生活

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すごいクレーマーが沸いている。

「保育園に落ちた日本○ね」と言っている人の件だ。

 

産まない人には産まない人生があり、産んだ人には産んだなりの人生がある。ぼくはそう思っている。日本国民が保障されているのは善く生きることであり、子孫を残すことではない。

 

保育園に空きがないなら、仕事を辞めて子育てに専念すればいかがだろうか。子どもを持たないという選択肢もあったはずだ。最初からすっぱりと子どもをあきらめて、子どものいない人生をエンジョイしなかったのはなぜか。

 

あー、わかってる。

言いたいことはわかる。

 

でもね。保育園の件でわーわー言っている人は、結局のところ、「仕事も、お金も、子育ても、全部、何不自由ない生活をおくらせろ!」と言っているに過ぎない。

 

すべてを兼ね備えた人生を歩める人なんて、ごく少数である。ふつうの人は何かをあきらめる。そんなことは、とっくの昔にわかっていたはずだ。

 

結婚して子を授かったときの幸せの絶頂がすごすぎて、その辺りの理性が吹き飛んでしまう人が多いように思う。

 

ぼくは保育園にいかなかった。

 

そして、うちの母は仕事を諦めた。父の稼ぎは養育費と学費に消えた。でも2人は、子どものいる人生をおくることができた。かけがえのない豊かな人生経験である。

 

保育園にぼくを預けて働き続ければ、ダブルインカムで超裕福な家庭を築くことができたかもしれない。いまごろぼくは、このブログをタワーマンションの一室で書いていたかもしれない。

 

だがしかし、裕福すぎてぼくはニートになっていたかもしれない。不良になっていたかもしれない。クラブにいって覚せい剤をキメていたかもしれない。

 

両親は、子どもを持ったことにより、子どもの将来という不安も抱えることになった。さきに挙げた例は極端だが、そうでなくとも子どもに関する心配は尽きない。子どもはちゃんとした仕事に就けるだろうか、結婚できるだろうかといった悩みは、ごく自然なものだ。

 

ただ、子どもの存在が助けになることも多い。歳とともに理解が遅れる生活家電の購入やネット・電話の契約なども、ぼくが間に入ることで良い選択ができている。万が一、病気になったときも、ぼくが両親を支えることはできるだろう。

 

保育園に落ちてしまい、設計図通りの人生を歩めなくなってしまったことには同情する。でも、多かれ少なかれ、人はどこかで予定がくるっているものだ。

 

ぼくは社会人になるタイミングで人生がくるった。新卒で会社に入ることができず、見習いのような状況でライターになった。子育ての前の、結婚の前の、就職の時点で、すでにつまづいている。

 

そんなぼくは、アラサーでまだ独身である。でも、結婚をあきらめたわけじゃない。まだしたくもないけど、まぁ将来、縁があれば結婚するかもしれない。年齢的に子どもはもう無理かもしれない。でも、それはそれだと思っている。

 

このまま独身でも、それなりに人生は楽しいだろうし、結婚してもたぶん楽しめる。子どもができたらそれはそのとき。

 

ぼくの人生は常に不完全だけど、だからといって日本死ねと思ったことはない。いまの状況がフェアだとは思わないが、一部の恵まれない苦境にある人を除いて、すべての日本人は、どこからスタートしてもそれなりの勝ちを拾えるポジションにいると思う。

 

厳しいことを言わせてもらえば、保育園に落ちたくらいでテンパるようじゃ、仕事を続けても良い成果はきっと出ない。できる女性ならば、保育園に落ちたときのプランBもちゃーんと準備しているだろうから。

 

一時的に何かを失う勇気のない人が多いんじゃないのかな。望むのはキャリアかお金か分からないが、保育園に落ちたって、知恵をしぼればリカバーできることはあると思う。育児でリタイアしたことをきっかけに起業した人も世の中にはいる。

 

そりゃ、すべての人が起業できるわけじゃない。でも、ある人は起業し、ある人は趣味を活かして小物をネットで販売して稼いでいる。空き時間のブログ更新で収益を得る人もいる。そういえばブックオフにはパートから取締役になったオバチャンもいた。

 

件の女性にも、何か解決策はあるんじゃなかろうか。

 

何度も言うが、全てが完璧な人生など、この世には数えるほどしかない。

最後に幸せを手にするのは、人生の軌道修正が上手なひとである。

 

 

ちなみに、随分前だが、ぼくの知り合いのバリキャリ女性は、あっさりと保育園が当たった。あとは病気と事故にさえ気を付ければ人生安泰だろう。

 

人生なんてそんなもんだ。楽しんでこーぜ。