プロ野球界が揺れている。
野球賭博に続いて「声出し」と呼ばれる慣習が問題らしい。
「声出し」とは、試合前に円陣を組んで、そのときに声出し役を担った選手に、試合に勝ったらご祝儀をやりましょう、逆に負けたら全員にいくらかずつ払いなさいよ、というちょっとした大人の遊びである。
プロ野球の社会は男社会。
こういうおバカなことを面白がるのはだいたい男性だよなぁ。
ただ、ぼくもおバカな男性の一人なので、報道をみても「ふーん」としか思わなかった。でも、野球賭博問題と重なったせいもあって、結構叩かれていてびっくり。
ま、政治の世界もそうだけど、男ばかりがむさ苦しく集まっていても良いことは一つもありませんなー。
*
そこで提案。
政治の世界よりも一足お先に、プロ野球にクォーター制を導入してはいかがだろうか。男子女子の混合チームで試合をしよう。
ゴールデンゴールズの片岡安祐美さんが一時期話題になっていたけれど、最近は美人過ぎる女子選手「加藤優」さんも台頭しているようだし、どうでしょう。話題性は抜群だ。
加藤優さん。CDも出しているらしい。
*
プロ野球にクォーター制。
「ふざけてんのか」って言われそうだけど、スポーツは興行だから時代に合わせて変わっていくのもアリなんじゃないかと思う。まぁ途方もない提案すぎて実現はしないと思うけど、一案として考えてみるのは面白い。
スポーツ観戦のあり方が、変化してきている。
親父や祖父がビール片手にブツブツ言いながらテレビ中継を観ていたのが、ぼくにとっての野球観戦の原風景。
ここはバントやろ。
次は内角低めやな。
そろそろピッチャー交代したほうがええんちゃうか。
監督気分でどっしり観戦するのが、昔ながらの野球観戦の王道スタイルである。一億総野村監督時代が隆盛をきわめていた古き良き時代だ。
いまもそういう観方をする人はいると思う。居酒屋にいくと中継をみながらぼやいている人をたまに見かける。
ただ、野球ならではの戦略や手に汗握る攻防を楽しむ観戦スタイルは、主流派ではなくなりつつあるのではないか。若い人の楽しみ方を見ていると、個別の選手やチームをアイドルを追いかけるがごとく熱烈に応援する人が増えたように思う。
0対1、1対2、といった緊張感ある玄人好みの試合に喜ぶファンは減り、奪三振ショーやホームラン、連続ヒットなど、スター選手の煌めきに興奮する人の割合が一層多くなった。
昔も、王・長嶋のようなスターが注目された時代があったけれど、試合そのものを味わう文化と今よりはまだ共存できていたんじゃなかろうか。
いまやみんな、試合の行方よりも大谷投手の球速に釘づけだ。
なに言うとんねん!と、叱られるかもしれないけど、野球の楽しみ方が「一億総阪神タイガースファン化」している感じがする。
ただ、これは悪いことではないと思う。
プロ野球がようやく興行らしくなってきた。
むかしのプロ野球はやや衒学的な側面もあったたように思う。観戦にあたって、選手やチームの知識をそれ相応にもっていることを求められた。野球というスポーツ自体に対する理解も求められた。
かんたんに言えば「にわか」が野球を語るな、という空気があった。勝ち負けに一喜一憂してワーキャー騒ぐ阪神ファンがバカにされていたのは、こういった風潮があったためだ(優勝したら道頓堀川に飛び込んでいたのが一番の原因だろうけど…)。
でも、いまや野球の楽しみ方は変わりつつある。阪神ファンのある意味でライトな楽しみ方が、むしろスタンダードになりつつある。野球そのものを味わうというよりも、野球観戦という体感型のアトラクションを楽しみにして球場に足を運ぶ人が増えているのだ。
広島のマツダスタジアムには焼き肉を楽しみながら試合観戦できる特別席があるらしい。瓶ビールをチビチビやりながら、監督面で観戦していた時代からすれば随分な変貌ぶりだ。こういうスタイルがウケているのは、まさに観戦する側の価値観の変化があればこそだと思う。
プロならではの本気の試合は必要。ただ、現状はマンネリ。
プロの身体能力や技術を見せつける「アスリートのお披露目の場」としての試合は、スポーツである以上必要だとは思う。でも、スポーツは同時に興行でもある。
もう少しエンターテイメント性を持たせた方が、日々の試合への注目度は高まるのではないか。たとえば、サッカーがやっているようにTOTOやBIGを販売するのもいい。
その一案が、プロ野球のクォーター制というわけ。
始球式のノーパン投球だけが話題になっても、どうしようもないじゃない。
なにも全試合クォーター制にしなさいと言うつもりはない。交流戦のように長丁場のペナントレースが中弛みしないためのアクセントとして取り入れてみてはいかがだろうかという提案だ。
いきなりペナントレースがまずければ、オールスターのようなお祭りの場から導入して反応をテストしてみてもいいと思う。
女子選手が入る=華がある、という発想になりがちだけど、試合のゲーム性が高まる意味でも見応えがUPするんじゃなかろうか、と個人的には思っている。
いまって、お金持ち球団が1番から9番までレアリティMAXの選手を並べて俺TUEEEEE!ってなってるでしょ。廃課金してる球団の脳死采配を見ても、ゲームとして見応えがないのだよなぁ。
ここに体格やパワーで劣る女子選手が入ることで、意図的にチームに凹凸ができるのが面白い。采配次第で、女子選手はチームにとってウィークポイントにもなるし、試合の流れを変えるキーマンにもなる。
こうしたバラエティに富んだゲームもありつつ、各チームがフルパワーで激突する本気の試合もあれば、より一層盛り上がると思うんだけどなぁ。公式記録をつくりたい選手側からすれば不本意かもしれないけど。
*
女性選手が登場すると、男性ファンも女性ファンも増えるから、裾野を広げるのにはうってつけのアイデアだと思う。
まぁ、このお方が聞いたら、
喝!
って言うだろうなぁ(笑)
あとこれは完全に余談だけど、ノーパン始球式の画像をAmazonで探していて改めて思った。ほしのあき最強。
少年誌に載っても良いんじゃないかレベルの健康的なえっちさがとてもいい。
それに比べて大沢あかねは…
いや、それ以上言うのはやめておこう。
さっきの喝よりも、もっと怖い「喝!」が遠くから飛んできそうだ。