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ツイブロ

求人広告のライターが、ブラック労働や就活、人材業界周辺のことなど、日常のあれこれをツイーっと書き込んでいるブログです。心に残るヘリクツをお届けします。

人間は、現状に満足する生き物である。それが貧困であっても。

考え方 考え方-生活

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NHK出演の貧困に苦しむ女子高生 Twitterで散財する様子を投稿していて非難 - ライブドアニュース

 

NHKがねつ造したかなんてどうでもいいし、この女子高生が甘えだとも思わないけど、貧困層ってだから貧困層なんだなー、がよくわかるニュースであった。

 

この高校3年生の女子生徒は母子家庭で経済的に厳しく、入学金を払えないため希望するデザイン系の専門学校への進学を断念。

 

貧困から抜け出したいという意思があるならば、勉学に励み奨学金を活用して大学進学する選択肢が順当だろう。看護師という堅い職業もある。誰かが保証人になっていた等の大きな借金さえなければ、少なくとも金銭面については好転するはずだ。

 

ぼくは仕事柄、アニメ・漫画系統の道を志す人をそれなりに見ているが、だいたい共通点としては、何不自由ない生活をおくれるバックボーンがある方たちである。超金持ちとは言わないが、中流以上の家柄の人が多い。

 

そもそもこの手の職業は、その職につけるかどうかも狭き門だし、業界に潜り込めたとしても全然食ってけないことで超有名だ。だからこの女子高生がうまいこと専門学校に入学して、学費を工面しながら卒業したとしても、さらなる貧困の連鎖が待っている可能性が高い。

 

で、ここで最初に話を戻す。

この一家は、そもそも貧困から抜け出す意思があるのだろうか。たぶん、ない。

 

貧困とは言え、ライブに行ったりランチを楽しんだり、画材を買ったり、ささやかな楽しみを満喫することがきている。ワンピースのグッズに散財する様子がツイートされていたりもするようだ。

 

この女子高生にとって貧困とは、それほど差し迫った状態ではないのではないか。

 

授業で使うパソコンが買えなかった。専門学校への進学をあきらめた。ところどころに貧困の影響は出るものの、総じて不自由ない生活がおくれているという実感があるような気がしてならない。

 

ときどき調子が悪くなるが、まぁそれなりに動くエアコンがあれば使い続ける人が多いように、この人たちの人生もなるようになっているのだろう。

 

ところで、休日にのほほんと涼しい部屋でブログを書いているぼくからすれば、貧困はゴキブリくらい忌み嫌う存在である。絶対にそうはなりたくないと思っている。

 

しかし一方で、さらなる高みを目指して努力しないのか?と問われれば頭が痛い。もちろん努力はしている。しているのだが、そこには甘さがある。休日の全時間を自己研鑽に費やしているわけではない。せいぜい数時間程度である。

 

はっきり言って、ぼくは現状にそれなりに甘んじている。件の貧困一家との違いがあるとすれば、もともといたステージの高低だけだ。ぼくは地の底からはいあがって、いまの地位にいるわけではない(まぁ何度か転落しかけたことはあったがw)。

 

貧困女子高生とぼくの間に、本質的な違いはない。

どちらも、いまいる高さで足踏みしているだけ。

 

ぼくには、彼女たちの生き方を非難することができない。

 

ただ最後に余計な一言をつけ加えるなら、この女子高生一家は貧困というより単なる「貧乏」だろう、とは思う。

 

世の中にはもっと困窮している人がいくらでもいるはずなので、NHKの貧困報道に疑問がもたれることはしょうがないのかもしれないね。