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ツイブロ

求人広告のライターが、ブラック労働や就活、人材業界周辺のことなど、日常のあれこれをツイーっと書き込んでいるブログです。心に残るヘリクツをお届けします。

外国人と接するその瞬間、あなたは日本代表選手になるんだよ。

考え方 考え方-生活

「涙を流しながら食べました」 外国人客に大量わさび寿司、客の証言 - BuzzFeed News

 

いまさら感あるけど気になったので書く。

真偽のほどはわからないけど、

 

 

こういったことがあったらしく、お店がすんませんとHPで謝っていた。

 

「すしに多くのわさびを乗せていた件ですが、こちらはそのような事実がありました。海外から来られたお客様からガリやわさびの増量の要望が非常に多いため事前確認なしにサービスとして提供したことが、わさびなどが苦手なお客様に対して不愉快な思いをさせてしまう結果となってしまいました」

 

この事件は海外の ニュースサイトでも取り上げられているらしい。

 

ところで、このニュースを見たときに強烈に痛感したことがある。 

日本の「お・も・て・な・し」って脆いな、ということだ。

 

日本の魅力というのは、最近、すこしずつ印象は変わってきているようだけど、まだまだ「日本」とひとくくりにされている感がある。

 

海外の人の言っている「おもてなし」って、下手すればメニューが英語で書かれているとか、そんなレベルのこともあり得るわけで。でもそれって、日本人から言わせれば、インバウンド消費をあてにした商魂たくましい行為でしかない。

 

ぼくが知っているおもてなしとは、おそらく未だ海外の人の目に触れない所にひっそりとある。

 

裏路地にある小さな店で、夫婦でひっそりと営業している焼き鳥屋さんとか。街中の大衆居酒屋にいる、いつも元気なアルバイトのお兄さんとか。

 

でも、そういう街場の名店はすでに充分に流行っており、海外のお客さんをわざわざ受け入れるキャパがないのだ。

 

だから英語のメニューなんてわざわざ用意しない。その手のメディアに露出もしない。それに商売のためとはいえ、いまさら英語なんて困っちゃうな、という人もたぶん多い。困り顔の大将の顔が浮かぶ。

 

いま外国の人が訪れている飲食店の多くは、日本人があまり好まない類の店だ。日本人が来なくて困っているからこそ、インバウンド消費に飛びついている。必死で外国語対応しようとする。

 

件の市場すしも、ミナミのど真ん中にある「いかにも」という店である。酔っ払いか、観光客か、夜関係の人か、とにかくシラフで一軒目に選ぶことはそうないであろう店だ。

 

そういう店に外国人が「おもてなし」的なものを期待して来店したとして、果たしていかほど満足できるものか疑問だ。ミナミで観光客ウェルカムな寿司屋なら、ベタかもしれないが、素直に「すしざんまい」行ってくれと思う。

 

旅行体験は人それぞれ色とりどりであって良いとは思うけど、変な店に行って変な体験をして、それが日本だとがっかりされてしまうのは、とても歯がゆい。

 

ステキな店は山のようにあるのに、たまたま引いた1回のハズレがこうも大々的にクローズアップされてしまうのは、もう一度いうけどやっぱり歯がゆいのだ。

 

今回の件は、観光客の人の書き込みではなかったようだけど、おそらくこれは氷山の一角だろう。似たような体験をして母国に戻って「日本ってそんな良くなかったで」と言っている人がたぶんたくさんいると思う。

 

町おこしには地域の団結と協力が欠かせないという。

インバウンドがいわゆる「国おこし」であるならば、全国のあらゆる飲食店も道をきかれた僕たち一般ピープルも、もっと意思統一して外国人対応を頑張らないといけないのかもしれない。

 

日本は観光立国だというのであれば、現状の「おもてなしブランディング」の脆さを、早いとこ何とかすべきだと思う。こうも外国の人がたくさん来たのでは、いよいよ化けの皮がはがれてしまう。

 

外国に数度しかいったことがない僕が言うのもなんだけど、日本のおもてなしが特別素晴らしいとはどうにも思えない。

 

おもてなしの幻想がいつ壊れるかとハラハラしている。