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人材業界で働いています。ブラック労働や就活、人材業界周辺のことなどを書いています。最近はゲーム・ドラマ感想サイトになっています。

「就活に失敗しても大丈夫」論を唱える人は無責任だ。

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世の中には「反就活」的な考え方を発信する著名人が多くいます。

「就活なんてくだらない起業しろ」

「プロブロガーになればいい」

「好きなことをやればそれが仕事になる」

「大手に入れなくても、受かった会社で頑張ればなんとかなる」

…etc

 

こういった「就活に失敗しても大丈夫」論者のほとんどが、

・企業の社長
・一流・有名企業の人orOB
・識者(教授など)
・記者
・有名ブロガー
・求人ビジネスに従事する人

と、こんな感じなんですね。

環境や才能、能力、財力などに恵まれた人たちの発言や関係者のポジショントークらしきものが目立ちます。

発信力がない人の意見はそもそも世に出ないのだから、そんなの当然じゃないかという主張はあるだろうし、もっともだと思います。

 

僕はこうした人たちの「就活に失敗しても大丈夫」という主張を否定したいわけじゃありません。むしろ積極的に肯定したいし、そんな社会になった方が息苦しさは少なくなるのになぁとすら思っています。

 

でも実際は、この手の人たちがいくら主張しても、逆効果にしかなりません。結局のところ、「アナタが特別だから、そんなことが言えるんでしょ」の域を出ないと思うんです。

 

美人タレントが容姿なんて関係ないって言ったり、スリムな人が体型なんて気にしなくてもいいって言ったり、持てる者が持たざる状況を肯定する構図は様々ありますが、どれもまったく信用なりません。どの顔が言うか、という話です。

 

さて、ここからが軽い絶望タイムで、じゃあ逆に、就活に失敗した普通の人が語る、「就活に失敗しても大丈夫」ストーリーなら共感できるのか、と。

 

そう感じる自分にガッカリですが、サッパリ共感できませんね。

 

僕はきっとこう思うでしょう。一応、失敗しても大丈夫なのかもしれないけど、どうせなら成功しといたほうが良いじゃないか、と。

 

仮に僕が学生で、このエピソードを聞いても、「話を聞いて安心したから、就活に必死になるのはやーめたっ」なーんてことにはなりません。絶対。

 

学生にとって就活は、もっと深刻なもので、将来を決定づけてしまうもので、取り返しのつかないもの。

たとえ就活に失敗しても大丈夫だとしても「大丈夫レベルの人生」なんて、まっぴらゴメンなんですね。

 

誰もが絵に描いたようなハッピーな人生を歩みたいし、それ以外は「しんどくてヤダ」「リスクが高すぎて不安」と思っています。

だから多くの人が、就活にこだわるんです。

 

こうした理想を追い求める考えを頭ごなしに否定するのも、大丈夫なんとかなるさーと無責任に勇気づけるのも、きっと大人の自己満足です。学生は理屈じゃ納得できないし、安心もできないと思います。

 

繰り返しますが、

 

"就活に失敗しても大丈夫。俺も大丈夫だったから。"

 

では、その人が特別だったという話で終わってしまいます。

大事なのは、はっきりとデータで示すことです。

 

そう、たとえばこんな具合の。

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まぁこのグラフは適当にでっち上げたニセモノなわけですが(笑)

 

なんらかの切り口で、就活に失敗した(入社が決まらなかった)人のほうが優位であるというデータを提示できなければ、いくら理屈をこねくり回しても、それはキレイごとでしかありません。

 

現実は甘くないのです。

就活がうまくいかなかった人が、後から逆転する道は、就活以上に狭き門です。

身勝手な大人たちの嘘を信じてはいけません。

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